100%土に還る、野菜や果物から作られた、
食物由来の紙文具ブランド


Food Paperは、越前和紙の老舗工房「五十嵐製紙」が手掛ける、廃棄される野菜や果物から作られる紙文具ブランドです。洋紙でも和紙とも違う独特な風合いが特徴で、環境に優しい紙文具ブランドとして、紙の可能性を広げていくことを目標に生まれました。
 
 


創業百年、越前和紙の老舗

Food Paperを手掛ける五十嵐製紙は、福井の越前和紙産地で1919年に創業した小さな工房。襖や壁紙を中心に、大判紙から小物まで幅広い和紙を制作し、最近では著名アーティストのオーダー用紙を手掛けるなど、その技術は高く評価されています。



きっかけは和紙の原材料不足

和紙は植物からできており、代表的な原料は楮(コウゾ)・三椏(ミツマタ)・雁皮(ガンピ)です。しかし収穫量が激減しており、特に楮は最盛期の約1.2%まで落ち込んでいます。さらに生産に不可欠なトロロアオイは、全国生産の7、8割を作っている農家さんが2019年に生産中止を発表。産地存続の危機が迫る中、自分たちで栽培するなど、産地維持のための取り組みが始まっています。しかし原材料の全てを補うにはまだまだ時間が掛かり、このままでは立ち行かないのが現状です。



息子の自由研究がアイデアの源

Food Paperのアイデアの源泉は、五十嵐家の次男が、食べ物から紙をつくる研究を小学4年生から5年間続けていることでした。「紙漉き実験」と書かれた分厚いファイルの中には、食べ物からできた紙がズラリと。畑で採れる野菜をはじめ、お父さんのおつまみのピーナッツまで。葡萄の紙はとても美しく、生姜で作った紙は4年経っても生姜の匂いがするのです。息子の研究成果を伝統工芸士でもある母が受け継ぎ、紙を漉く。和紙一家だからこそできたブランドがFood Paperなのです。



持続可能×伝統×教育

Food Paperは、フードロスとして捨てられる野菜や果物を使用しています。そして作り方はとても伝統的。手漉き和紙と同じプロセスでつくることができます。さらに機械抄きにも対応できるので量産もできることがわかりました。和紙漉きで培った伝統的な技法を用い、かつ教育的な紙文具ブランドとして、洋紙でも和紙でもない自然紙として、紙の可能性を広げていきます。Food Paperは三方よし。社会的にも産地的にも意味があって、いつか未来の定番紙になればいいなと思っています。

PRODUCTS


野菜と果物からできたノート

野菜や果物の風合いが楽しめるB5のノート。
季節ごとのラインナップになっているので、プチギフトに最適です。

サイズ:W182×H257(mm) / B5版 52P
種類:たまねぎ・じゃがいも・にんじん・みかん
素材:[表紙]野菜or果物/楮/麻[本文]タブロ65.5kg
価格:¥500(税抜)



野菜と果物からできたメッセージカード(12枚入り)

旬の野菜や果物が入った、季節感を伝えたくなるメッセージカード。

サイズ:W91×H55(mm)
種類:たまねぎ・茶・ごぼう・ぶどう・にんじん・キャベツ・ねぎ・みかん
素材:野菜or果物/楮/麻
価格:¥540(税抜)


野菜と果物からできたサコッシュ

こんにゃく糊で揉み込むことで、
使い込むと風合いの経年変化が楽しめるサコッシュです。

サイズ:W210×H240(mm)
種類:たまねぎ・茶・ごぼう・にんじん
素材:野菜or果物/楮/麻
価格:¥3,600(税抜)



野菜と果物からできた小物入れ

優しい印象を感じさせるフォルムが特徴の小物入れ。
ちょっとした小物整理に最適です。

サイズ:φ150×H60(mm)
種類:たまねぎ・じゃがいも・にんじん
素材:野菜or果物/楮/麻
価格:¥1,200(税抜)


野菜と果物からできたストッカー

こ野菜の収納に最適な、紙のストッカー。
折り目を付けて折り畳むことで高さを調整できます。
インテリアにも馴染むので、収納ボックスとしてもお使いいただけます。

サイズ:W257×H364×D120(mm)
種類:たまねぎ・じゃがいも・にんじん
素材:野菜or果物/楮/麻
価格:¥1,300(税抜)

LOOK


 

 

OEM



オリジナルの紙づくり、承ります。


Food Paperでは、野菜や果物を使ったオーダーの紙づくりやコラボ商品の企画を承っています。例えば、その土地で採れたぶどうを使って、オリジナルのワインラベルにしたり、メニューで使った食材を使って包装紙を作ってみたりと、可能性は無限大です。ぜひご相談をお寄せください。

 




 

廃棄野菜/果物を受け入れます。


現在、食品廃棄量の増加は世界的な問題となっており、日本国内では、本来食べられるにもかかわらず廃棄されている食品は年間約621万トンと言われています。(環境省データ)
Food Paperでは全国のフードロス問題に対して、紙づくりを通じて一端を担いたいと考えています。私たちがつくるFood Paperは、廃棄野菜はもちろん、調理時の大根や、にんじんの皮も原料として使えます。例えば全国の給食センターや飲食店からでる野菜の端切れでもFood Paperの材料として使うことができます。適量の生産と消費、そして廃棄物を出来るだけ出さない社会になることを目指して、全国の農家さま・飲食店さま、
ぜひ一度ご相談をお寄せください。

 
 


株式会社 五十嵐製紙
〒915-0233 福井県越前市岩本町12-14
TEL:0778-43-0267
FAX:0778-42-0267
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